研究情報

研究グループの紹介

寒地基礎技術研究グループ

積雪寒冷地につくられる構造物は、週酷な環境条件の影響を受けるため、建設や管理に際しては低温や凍結融解などに強い構造や工法を考えなければなりません。社会インフラの老朽化が進む中、積雪寒冷地特有の喋境条件も考慮した社会インフラの効率的かつ効果的な整備・更新・維持管理が求められています。また、多発する斜面災害や地震災害への対応など、安全・安心な暮らしを守る社会インフラ整備への要請が高まっています。

寒地基礎技術研究グループでは、これらの課題に対処するため、積雪寒冷地における構造物の老朽化を防ぎその機能を健全な状態に保持するための技術開発や斜面災害等の減災のための技術開発に関する研究を行っています。

寒地構造チーム

主な研究テーマ

  • 落石危険斜面における効率的な調査手法と対策工の評価技術の開発
  • リスクマネジメントに基づく道路橋のレジリエンス技術に関する研究
  • 積雪寒冷地の既設道路橋床版の維持管理技術に関する研究

橋梁床版の損傷事例

寒地地盤チーム

主な研究テーマ

  • 大地震時の道路盛土の機能確保に関する研究
  • 多様な土質に対する液状化の予測技術に関する研究
  • 融雪期に多発する土工構造物損傷の軽減技術に関する研究
  • 施工工程データを用いた生産性向上技術に関する研究

泥炭地盤上の盛土の地震被害

防災地質チーム

主な研究テーマ

  • 落石危険斜面における効率的な調査手法と対策工の評価技術の開発
  • 急激な気象変化に伴う雪崩災害に対する道路管理の判断支援に関する研究自然由来重金属に関する研究
  • 環境負荷対策が必要な発生土の安全性評価に関する研究

融雪による地すべり災害