国民の安全を守るために、当研究所では災害・防災に対応した技術開発に取り組んでいます。地震、台風及び大雨などの被害状況を現地で詳しく調査し、この結果をもとに関係行政機関と連携して今後の災害応急対策、復旧対策及び防止対策の研究を行っています。
平成30年9月6日3時7分に、マグニチュード6.7(暫定値)最大震度7の北海道胆振東部地震が発生しました。 |
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平成28年8月20日からの大雨や平成28年台風第10号により、河川堤防等の河川施設、土砂崩壊地、橋梁等の道路施設が各地で被災しました。 各管理者から災害派遣の要請を受け、被害状況調査、二次災害防止、被災施設の復旧等に関する高度技術指導のため、職員を現地に派遣しました。 |
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台風18号による大雨洪水で決壊した鬼怒川の堤防被災調査を土木研究所、ICHARM、寒地土木研究所の合同で実施しました。寒地土木研究所からは、寒地河川チームの船木、島田、川村の3名が現地に赴きました。寒地河川チームでは、越水等による破堤の被害軽減技術に関する研究を行っています。本現地調査は、破堤箇所を調査することによって、現象の機構解明とともに堤防の強化対策技術などの開発に資することを目的としています。調査結果を速報として報告します。 |
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平成22年7月27日から30日にかけて北海道付近では低気圧により激しい雨が降りました。特に29日には日本海側を中心に大雨となり、各地で観測史上最多を記録しました。 北海道内では国道7路線が通行止めとなり、国道を管理する国土交通省北海道開発局からの現地調査・点検の要請を受け、災害現場に緊急出動しました。 |
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日本時間の2010年2月27日15時34分頃、チリ中部沿岸においてM8.8の地震が発生し、この地震に伴う津波の河川遡上について、新釧路川を対象に津波来襲の前後で写真撮影を実施しました。 調査の結果、新釧路川においては、津波前後で大きな変化は確認されなかったが、樋門周辺については、堤外地の吐き口水路および堤内地の呑み口水路の周辺で河氷の上を水が走った痕跡が確認されました。 |
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平成18年11月7日に佐呂間町若佐地区で発生した竜巻災害の被害状況の把握及び技術支援を目的に一般国道333号で道路附属物等の被害調査を行い、その後、土木学会竜巻緊急災害調査団メンバーとして参加しました。 |
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平成16年9月、台風18号による大森大橋被害状況について北海道開発局からの要請を受けて、大森大橋及び隣接する覆道や道路の被災状況を調査しました。大森大橋は主桁の一部が落橋するとともに、橋脚には傾斜とともにズレが生じ、破壊面では鉄筋が破断するなどの被害が確認されました。 |
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平成15年十勝沖地震の被害状況の把握及び今後の復旧作業の技術支援を目的に、現地調査を実施しました。日高(えりも)、帯広及び釧路方面では道路などの被害調査、札幌市清田区では液状化調査を行いました。被害のほとんどは盛土区間に発生。調査箇所のひとつである一般国道336号(大樹町当縁~豊頃町長節間)では、路面陥没やのり肩の沈下が見られました。 |
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