寒地土木研究所で働くということ<研究員インタビュー>
山木 正彦(寒地地盤チーム)H21年採用

- 研究とは実際どのような仕事をしていますか。
-
担当している研究テーマを効率的に進め、しっかりと結論を導き出すようにマネジメントをしています。土木研究所では外部委託を活用しますが、その発注の手続きのほか、研究内容を取りまとめ論文執筆をします。
また行政が管理している現場より技術相談があり、これらの対応をすることもあります。 - 「技術相談」とはどのような対応をするでしょうか。
- 一例ですが、行政が管理する現場において想定外の変状が発生した際、行政から対応策等の相談があります。そこで専門家として現場調査を行い、メカニズムの解明を行ったり行政と一緒に対策について検討します。また、行政が推進する政策について技術的サポートを行うこともあります。
- 過去に行政への出向をしましたが、出向経験はその後の研究の参考になりましたか。
-
2年間、国土交通省北海道開発局へ出向しました。事業の進め方もそうですが、地域の課題や生活そのものに触れることが出来ました。改めて研究開発の成果が、それらに繋がっていることを実感し、今後の研究生活に大きく参考になりました。
寒地土木研究所は大学などの研究機関とは異なり、北海道開発を技術的側面からサポートすることが重要な任務の一つです。
現場の課題解決や地域社会に直結しているこの仕事を誇りに思っています。

国際地震地盤工学会へ参加
年間イベント

- 学生等へのメッセージをお願いします。
-
国内でも有数な大規模実験や現場での試験・試行など研究を重ね、社会に役立つ大きな仕事をすることができます。
また、土木に関する勉強をしてきた方が、研究者そして技術者としてプライドをもって一生従事できる職場だと思っています。
そういった「やりがい」は間違いなく感じることが出来るので、覚悟は持ちつつこの仕事を選んでもらえるとうれしいです。