寒地土木研究所で働くということ<研究員インタビュー>

櫻井 俊光(雪氷チーム)H28年採用

研究とは実際どのような仕事をしていますか。
大きく分けると、観測・実験・データ解析や論文執筆などの研究開発に関わるもの、研究予算の要求や研究評価のための資料作成や外部委託のための書類作成、マネジメントに関わる仕事になると思います。
私の場合は、冬に吹雪などの観測やデータ解析を行い論文を執筆し、翌年度のTRB(米国交通運輸研究会議)や関連学会への発表に向けて準備をします。
土研では効果的な研究開発を行うためアウトソーシング(外部委託)を 活用しますが、委託と本人が行うものと使い分けていますか。
既存技術による基礎的な観測や試験結果集計などのデータ整理などは委託しています。
専門性の高い内容、装置製作・実験・データ解析や考察などは自分で行います。
日々の仕事で何か心がけていることはありますか。
論文を執筆する時と予算要求や評価などの対外的説明用資料の作成は、文章の書き方やPowerPointの表現方法が全く違うと感じています。
対外的説明資料については、社会的要請に対してどのように解決策を導いていくかを簡潔に説明するようにしており、論文では1つの現象をしっかり説明できるように意識しています。
聞き手に合わせた表現方法で臨機応変に対応できるように心がけています。
米国交通運輸研究会議へ参加

年間イベント

学生等へのメッセージをお願いします。
多様な人材が集まることが寒地土木研究所の強みになると思います。土木をやってきた人も、自分のように物性に強い理学系や工学系の人がいても良いと思います。
研究所総動員で求められる課題解決のため一緒に研究開発をして行ければと思います。皆さんと一緒に働く日を楽しみにしています。